フェタとピタ|ギリシャグルメ食べ物観光旅行

フェタチーズ

フェタは、ギリシャの真っ白な山羊や羊の乳で作ったチーズです。フェタチーズとも呼ばれます。こってりとして酸味があり、ギリシャ特有のチーズです。ギリシャのどこの町、村にもある、食堂「タベルナ」では、フェタだけを注文するより、グリークサラダとして食べると季節の野菜といっしょに味あえます。グリーサラダ、またはホリアティキサラタ、すなわちギリシャ風サラダとは、季節の生野菜にオリーブ(実)とフェタチーズがのったサラダです。サラダの他、サガナキといって、チーズを揚げた料理もあります。ちょっとおしゃれタベルナでは、お客さんに出す前に、ブランデーを一振りし、火をつけてもってくる、という演出を楽しめます。

フェタは食塩水につけて保存することから、さほど醗酵が進んでいません。適度な塩味が食欲を楽しめます。

オードブルとしてもサラダとしてもまた、他の材料としても食べられるフェタですが、これまでフェタと呼ばれるチーズは、ギリシャ以外もありました。ドイツ産やデンマーク産のものです。しかし現在では、フェタと言う名称をギリシャ産のもののみに限定して用いています。

フェタのほか、ギリシャの乳製品としてはヨーグルトもよく食べられます。たとえば、「サジキ」またはツァジキと呼ばれるヨーグルトソースです。生のヨーグルトに細かく切ったキュウリが基本の材料。それにすりおろしたガーリックと塩で味付けします。家庭では、オリーブ・オイルを加え、それぞれの味を出しています。肉料理のスブラキやピタパンにつけて食べると口の中がさっぱりします。

クレープ?ピタ

ギリシャの町を歩いていると、平べったいやや厚めのクレープのようなものに、ギロ(お肉の塊と塩と胡椒のシンプルな味付けでグリルし、薄く削ぎ切りにしたもの。トルコのケバブに似ています)や、スブラキ(魚やお肉・・・牛、鶏、豚、マトンなどさまざま・・・を金串に刺して串焼きにしたもの)をはさんで食べている人をよく見かけます。この、ボリュームがありそうなクレープ状のパンをピタ、またはピタパンといいます。

直径20センチくらいの平たい円形のパンです。小麦粉に水と塩、砂糖、イーストを加えて、1時間ほど発酵させ、高温のオーブンで一気に焼き上げたものです。真ん中がプクンと膨れて空洞になっていることから、ポケットパン(英名)で呼ばれることもあります。どことなく、地中海沿岸や中東、北アフリカで、それぞれ微妙に形を変え、名前を変えて広く親しまれているものです。ナンに似ているような、エジプトのアエーシに似ているような・・・サクサクとしたその歯ざわりは何にでも合うことから、中にいろいろな具を挟んで食べたり、ちぎってさまざまなソースをすくって食べたりします。フムスという、ひよこ豆のペーストをつけて食べるととても美味しいですよ。イタリアのピザの起源とも言われています。

ギロを挟んだものを「ギロ・ピタ」といいます。チーズとハムを挟んだパイのようなものを「ティロ・ピタ」、さらにほうれん草がぎっしりと詰まった薄味のパイを「スパナコ・ピタ」といいます。その他、いわしや羊の肉を挟んでもらうこともあります。玉ねぎ、レタス、トマト・・・それにヨーグルトソースも入れると、栄養満点です。店先で、ショーウィンドウを指差せば、店員さんがぽんぽんと手早く挟んでくれますので、是非、いろいろな味を楽しんでください。

ちなみに、ギリシャのマクドナルドでは定番のメニューの他に、「グリークマック」と呼ばれるものがあります。ピタに香草入りのパティが2枚、それにレタスとトマトが挟んであります。